“Art-in-Action”は、作品を制作したり、それを鑑賞することがアートのすべてではないという確信の下に、アクション-のなかにある-アート、すなわち「行動（アクション）するアート」を目指して開始されました。



アーティストの創造する表現が、アクションとして、それに接する人々に直接、間接に影響を及ぼし、彼らを変えるばかりでなく、アートの薫陶を受けた人々が、さらなるアクションを起こして他に影響を与え、世界を変える。勿論、このアクションと世界の関係は、単純で一方的な因果関係ではありません。



アートは、そのような無限の連鎖を夢見て続けられる多種多様なアクションの一環であり、究極の目標でも世界から孤立した活動でもないのです。この世界の構築に意識的に参与するべく、微力ながらアクションする一人の人間として、今回、その手段になる現代アートのブログ・マガジンを立ち上げました。その名前が、Art-in-Actionです（ブログの基本的構成については、ブログの説明をお読みください）。

ホームページをリニューアルするにあたってステートメントを認めました。



この機に、私が主宰するArt‐in‐Actionの基本方針を再確認し、さらにその十全な実現に向けて基盤を整えたいと思います。 ご一読をお願いします。



世界のアートシーンを見て回っていると、日本の現代アートに足りないものを痛切に感じます。



その足りないものとは、特定の何かというより、総体としてアートの厚みと密度のことで、それが薄いと感じられる。



もちろん、この規模と内容の展覧会、あの作品のアウラがないと指摘することはできます。が、それより展覧会や作品が集まって醸し出される文化の濃密な雰囲気が定着し、人々の生活の土台となっているかというと、それが弱い。



この違いを少しでも私と共有していただきたく、海外のアートと接触する私の体験をできるだけ生のまま皆さんに伝えたいと思います。そのため、今回Websiteを全面的に作り変え、新たにYou Tubeとnoteを加えました。これらによって、アートを通して構築される文化的な堆積の意味を理解していただければ幸甚です。



また、私のこの活動に賛同しサポートしたいと思われる方を広く募集します。ご希望の方は、私のFBにメッセージを送っていただくか、またはnoteのテキストの下段のボタンを押してください。よろしくお願いします。



2月吉日

市原研太郎